東洋占術師 北基 乾のブログ

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葛飾北斎と江戸の住宅事情:多回の引っ越しと衰退滅亡の関係

 

河栗春奈さんが出演している引っ越し屋さんのCMで「人は人生で四回しか引っ越ししない」というのがありますが、私は貧乏育ちだったので生まれてから記憶にあるだけで三十回は引っ越しの経験があります。

 

引っ越し貧乏という言葉があるので、引っ越しすれば貧乏になるのか、それとも貧乏だから引っ越しをするのか。

確かに借家住まいだと気楽に何度も引っ越しもできますが、持ち家だとそうは簡単には引っ越しはできません。

 

 

江戸の浮世絵師の葛飾北斎は生涯93回も引っ越したようですが、それとは無関係ですが当時の江戸は地方からの不法移住者でごった返していて、住宅事情は最悪だったようです。

なので、幕府は数十年の一度の頻度で「江戸の人口が増えたので田舎者は田舎へ帰れ!」という御触れが出たそうです。(何かの本で読んだことがあります)

 

そこで、江戸市民権を持っている人はその所払い例に従わなかったのが所謂「江戸っ子」です、江戸っ子とは三代にわたって江戸で暮らしてる人のことを言って、お爺さんの代からの江戸の住人はもう帰る場所もないし、市民権を得られたそうです。

なので「江戸っ子」というのは自分たちは田舎から出てきた連中とは格が違うと変なプライドを持ってました。

 

では何故幕府は所払いの令を出したのかというと、人口が密集すれば火事になれば一気に燃え広がってしまうし、人口密度が上がってくるとストレスが溜まってあちこちで喧嘩も頻発して治安が悪くなるからです。

「火事と喧嘩は江戸の花」とは名ばかりで、本当は「火事と喧嘩は江戸の恥」なのは否めません。

 

さて、引っ越しの話に戻って、普通の人は生涯に四回の引っ越しするのなら、その都度に九星気学の方位の洗礼を受けてしまいます。

暗剣殺を犯せば、確実に滅亡するでしょうし、その累は子々孫々にまで及びます。

五黄殺を犯せば自ら火事を起こすか、高熱で後遺症が出るか。

本命殺を犯せば、どんな名医を以ってしても露の命。

歳破を犯せば大木の幹を折るようなもので家運は元より全ての徳を破ります。

 

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その他、死気の凶、殺気の凶など九星気学では様々な凶方位があって、八方の中でも吉方位となるのは極限られたチャンスしかありません。

なので、ほとんどの人は引っ越しでは凶方位を犯してはますます貧乏になって苦労を積み重ねて自滅の一途となりますけど、運のよい人は九星気学で見てなくても自然と吉方位を使って事業も発展して成功しますが、それでもいつまでも盛運が続くわけでもなく、衰運の時には今までのツケが回ってきたかのように凶方位を犯して一気に衰退滅亡する人も多く見かけてきました。

「あの時、引っ越さなかったら・・・」と唇を噛んでからでは遅いのです。

 

まあ、それもその人の運勢だと思うとそれも必然なのでしょうが、人の人生は山登りと同じで頂点を極めた人はいつまでも山頂にはいてられません。

いつから下山するのですが、山の下り方が大切なんです、ゆっくりと山を下りるのが最大の目的であって、油断してたりすると下山途中で遭難して命を落としてしまいます。

芸能人にもよく見かける事例です。

 

「この人も遭難してしまったな・・・」

芸能人の事件を見てるとそういう人も時々散見する今日この頃です。