毎朝、楽しみに見ている朝ドラの「虎に翼」ですが、最近になって現在の問題点を多く盛り込まれてくるようになりました。
大学時代の同窓生の轟が同性愛者で同性婚が認められないのを問題視したり、今週からは寅子の再婚に当たっての夫婦別姓問題を取り出して来たりで、さすがにNHKらしさが出てる気がします。^^
我々伝統文化を守ってる、、、というには烏滸がましいのですが、古い文化である東洋占術を扱う者には夫婦別姓はある意味では御法度とされてる事です。
(次男三男の婿養子は逆に推奨しています)
世界の中で夫婦別姓を求めていないのは日本を含めて少数派なのですが、例えばアメリカでも婚姻時には夫婦場別姓を許可されています(大半は夫の姓を名乗ってるようです)、しかし中国や韓国ではもっとシビアな理由から夫婦別姓になっています。(これはこのブログで書くのはあまりにもショッキングなので割愛します)
この違いは何ぞや・・とツラツラと考えていて気が付いたのは、これは宗教の根本的な考え方が違うからではと思う次第です。
僕が若いころ、両親が仏教からキリスト教に変った家庭の子供が友達にいて、いろいろ話を聞かされた記憶があります。
友人本人はまだ若かったという事で宗教なんて興味もなかったようですが、大人になってから、ある日吐露していたのは「仏教は死んだ人を大切にするけど、キリスト教は生きてる人間を大切にする宗教や」というのです。
僕は「どういう事?」って聞けば。
キリスト教は「隣人を愛せよ」というけど、死んだ人の供養はあまりしないけど、日本の仏教は死んだ後も三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・・・と三と七のつく回忌の年には法要するけど、キリスト教にはそれが無いっていうて、オカンも喜んでたわ・・・というのです。
喜んでいても良いのか?ではあるが、まぁ、確かに言われてみれば・・・である。
そこで日本文化では、特に長男は生まれながらにして先祖を背負って生まれてきて、そして人生を生きてゆきます。
四柱推命の判断でも「長男、若しくは長男の役目をする人の命式」というのがあって、夫婦の相性鑑定判断していても「この方は長男さんですね」といえば99%は当たっていますし、女性であれば同様に「長男、若しくは長男に嫁ぐ命式」があれば「ご主人は長男さんですね」と聞けばほとんどが当たっています。
これ等を「順支(じゅんし)」と言って長男夫婦には互いに欠かせない相性判断の一つとして僕自身は相性判断で用いています。
例え、心身の相性が良くても長男の妻となる人に順支が無ければ、行く末は離婚するか悲惨子結末となるからです。
例えば、男性が順支のある人が、順支を持っていない女性と結婚した場合ですと、若いころは「親の面倒はいやだ」と互いに思っていますが、長男は年々年老いてゆく自分の親の事が心配になり、長男としての自覚が徐々に強くなって「いずれば親の面倒を見たい」と思うのですが、順支を持ってない奥さんはそんなことはお構いなしに「そんなの嫌!」の一言で却下。
そして親への思いとそんな妻の板挟みにあって、精神を病んだご主人は自死する事案も何人も見聞きしてきました。
そこで、真面な日本人がいかに先祖を大切にし、また先祖から守られてるがよくわかるお話をします。
日本の家庭にはそれぞれに家紋というものがあります。
紋付には数か所、この家紋がつけられていますが、箇所によってそれぞれに意味があるのです。
両胸にある家紋は両親を表していて。
両袖の家紋は父方・母方の親類を表していて。
そして背中の家紋は先祖を表して、それらの人々に守られている、という意味を込めてるのが紋付です。
親の面倒も先祖供養もする義務もない次男・三男であれば夫婦別姓で別々の紋を付けた紋付を拵えて勝手にすればいいのでしょうが、祖先から頼りにされて生まれてきた順支を持ってる人には、夫婦別姓は、僕としては如何なものか・・とは思いますが、それも強制はできない変な時代になってしまっています。
まぁ、自分の息子や孫で順支持ちであれば、叩いてでもそんな馬鹿な真似はさせませんが・・・。
※次男三男であっても順支を持っている人もいますので、そんな場合は長男さんに万が一の事があればその代行をする責務がありますから、変な流行に乗っての馬鹿な真似は控えては欲しいですけども・・・これもその人の運命とその末路であればそれを咎める権利も資格は私にはありません。
そもそも論ですが、女性が結婚して姓が変わるのが社会的にも諸事手続きが面倒だという理由での夫婦別姓ならば、それ以前に入籍する意味ってあるのでしょうか?
それこそ結婚って、入籍するにも手間もかかるし金もかかるし面倒だし、内縁で十分ちゃいますかね?
因みに、男って情けに弱くて流される生き物ですから「貴方の姓になってあなたの家族になりたい」っていう女性と結婚したいと思う弱い生き物だという事も知っておいてください。
このことは、まだ幼い孫にも日々コンコンと言い聞かせています。^^
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