シャープペンシルや家電メーカーのシャープの創業者である早川徳次氏の
YouTube道がありましたのでまずはそれを見てください。
次に早川氏の命式です。
早川氏は年柱に食神があって、相当な裕福な家に生まれています。しかしその家系も年柱十二運が病という事で弱くなっていますから殆ど祖先の影響は受けず仕舞いです。
そして、月上の倒食で食神を倒されていますからご両親とも早々に生死別するに至ってます。
そして月の十二運が養であるように、養子として貰われてゆきますがそこで養母にひどい扱いを受けてご苦労されたようです。
そんな早川氏を見かねた近所の盲目の女性が飾り職人の家での奉公を紹介してもらいますが、年柱の食神を倒食で倒されていますから、その奉公先もあえなく廃業してしまいます。
そうこうしてると、月日蔵干の偏財が働き出して月上の倒食を制圧し、印綬に化したところから早川氏の運命も好転してゆきます。
地震で事業を始めるにしても、年月天干の印星の仕事である技術方面に携わって、ベルトのバックルの徳尾錠を発明して大当たりします。
それから様々な発明の中でも後世まで受け継がれてるのがシャープペンシルです。
その後は関東大震災も起きて、シャーペンの事業を他人に譲渡して結果的には大阪に移転してから株式会社シャープを創立しています。
占い師として興味があったのは命式の通りの人生を歩んでるのと同時に1923年(大正12年)12月に大阪に移転してるところです。
早川氏は明治26年の八白土星の生まれで、大正12年は中宮に五黄土星が座っていますから、大阪は西の方位となり七赤金星の退気の吉の方位を用いています。
退気という事からイメージ的にはあまり強くなさそうですが、この吉方位を使えば自分の事よりも顧客のことを中心にした考えで仕事をしたり商品を作ったリするのでお客様から信用を受けて事業は大いに発展させることができるのです。
その逆に死気の凶方位を使えば自分の事しか考えない、四柱推命で言う比劫大過や强旺格のような思考しかしなくなるので、開運には無縁な人になってしまいます。
その辺りのことは私、北基 乾 著の九星気学秘傳禄にて公開しています。
この様に、成功者は自分の良い命式の通りに人生を歩んで、そして後天運の代表である方位吉凶の九星気学でもあるように、自然に吉方位に向かって引っ越し移転をしています。
逆に運気が救いようの無いほどに悪い人などは、九星気学で独学で調べて吉方位に向かったつもりでいても、その逆方向に五黄土星があって暗剣殺になっていたりとか、歳破や的殺に当たってる事が多くなります。
そう思うと「運の無い人は何してもダメ」というのが結論になりますが、その中でも少しでも良い方向に向かってもらいたいと願って我々占い師は日々(無い)智慧を絞って判断させていただいてます。