東洋占術師 北基 乾のブログ

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季節の移り変わりと運勢の影響

 

 

暦の上では春ですが、寒い日が続いたり

今日のように少し暖かな日もあったりして

三寒四温の如くに冬から春に季節は移り替わります。

 

四柱推命判断の基本は「季節」にあります。

その人が生まれた月によって寒さが厳しかったり、

猛暑酷暑であれば、それを調節する五行が必要になってきます。

 

五行と言って基本は水と火しかありません。

流派によっては毎月のように五行が違う流派もありますが

泰山流ではシンプルに考えます。

 

例えば、夏月生まれなら暑さを和らげる水が必要ですし、

冬月生まれは暖かさを求めて火が必要となります。

この季節を調節する五行のことを調候用神(ちょうこうようじん)

として必要な五行となるのです。

 

もちろん、調候用神の五行が命式中にあれば

その人は時を待たずに開運しますが、

命式中になければ、大運でその季節が来るのを待つしかありません。

 

でも、待つにしても夏月生まれで冬の季節を待つにしても、

冬月生まれで夏の大運を待つにしても

大半は還暦近くにならないと調候用神の季節はやってきませんので

現実的には命式中に調候用神の五行を持ってない人は

現役中に立身することはあり得ません。

 

ただし、調候用神の五行を命式に持ってる人と結婚することで

パートナーの五行で調候用神を補えることもありますので

相性とかも鑑みて、結婚相手を選ぶことが大切でしょう。

 

 

 

 

もう一つ。

調候用神の季節が来れば運気が良くなると判断するのは拙速です。

調候用神はその人の運勢の特徴を発揮できるための五行ですから

運勢の良好な人には大変ラッキーではありますが、

運気に問題がある人は逆に厄災を自ら起こして破滅することもあるので

簡単には調候用神を喜んでもいられなくなります。

 

 

さて、今夜は満月です。

三寒四温を感じて季節の移り変わりを楽しみたいと思います。

 

 

 

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