一、五黄殺
五黄殺は暗剣殺と同様の大凶方ですがその作用は違いがあり、五黄殺の災禍は自発的な災禍となります。病種は下腹部を襲われ又高熱を発するのを常とする。月盤の五黄を犯した場合は重病と言う程度で済むが、年盤の五黄に至っては十人中六人以上の死者を出す。また死者を出すのみならず、信用・営業・財産などの破滅を伴い、親子夫婦の和合を欠き、或いは自火を発し一家の離散、家名断絶に至ります。既にこの大凶方を犯した者は一日も早く最大吉方位を選んで移転すること。(九星気学秘傳禄より引用)
この様に、今年(二月の立春~来年の二月の節分までの間)西方向に引っ越しをしてしまうとこのような災禍を被ってしまいます。
この災禍も自発的に起こしますから、自殺するのもその現象です。
自発的に起こす災い。自殺もそうである、自分の責任になる災い。土星の現象の病気、腹部の病気となる。コレラ、チフス、高熱を発する病気、気が陰気になる、ずぼらになる、就職しても苦労する割に成績が上がらず投資してもジリジリお金を無くする。身体は消化不良、とにかく五臓が悪くなる。十人が十人死ぬと言う事では無いがジワジワ現れるから手遅れになる事が多い。
(九星気学秘傳禄より引用)
そして今年は西の五黄殺ですから。
【兌〔西〕の方の五黄を便うと】
金銭上(遊びや生活費)の件や言葉の不注意。
色情のトラブル、夜の剣難、盗難。
金を貸して倒される。(食神格の破格)
金の入って来る所が無くなる。(食神格の破格)
親類に迷惑をかける。薬物による災い。(麻薬)
栄養不足、肺病、関節の病気、蓄膿症(ちくのう)
山林、土地、家屋の仲買をやり貯金を浪費する。(九星気学秘傳禄より引用)
社会生活をしていれば、転勤などで急な引っ越しを余儀なくされる場合もありますが、
もしも、この様な方位に転勤を命じられれば、ご主人は単身赴任をお勧めします。何故なら、苦しむのは一人で十分だからです、妻や子供までご主人の転勤で地獄に落ちるのは可哀相すぎますから。
僕が現役のサラリーマンでこんな方位に転勤を命じられたら、拒否するかあっさりと退職して次の職場を探します。
経営者にしても社員を気まぐれの転勤で五黄殺に向かわせてしまっては会社としても大損失となりますので人事はこのようなことも考慮するのは常識だと思います。