中国では「1」が並ぶ11月11日は独身の日だそうですが、ネット販売などでは大いに盛り上がっていますが、でもよく考えたら侘しくて寂しい人の日で盛大に盛り上がるのもなんだか可哀そうな気もします。
そんな11月11日は、あまり知られてはいませんが「豚まんの日」でもあります。主に関西、西日本では「豚まん」と呼ばれていますが、関西以外では「肉まん」と呼ぶそうです。関西では肉は牛肉で、豚肉やカシワ(鶏肉)よりかは偉い存在として親しまれています、カレーでも牛肉を入れるのが本当のカレーで、カシワ(鶏肉)や豚肉は論外でありゲテ・キワモノの食いものです。
※キワモノ=安直で出来が悪いものという意味合いで用いられる。また、「きわどい物」と解釈し、下品なもの、悪趣味なものの意で用いられることがある。
しかし関東から広まったキワモノカレーの「ポークカレー」も最初は「ケッタイな食い物(変わったたべもの)」として見られていましたが給料日前の貧困時期になれば尊敬する牛肉を諦めてカシワや豚を代用品として作るようになり、味も食べれないほど悪くはないので今では一般的に受け入れられてますが、やっぱりカレーと言えば今でも牛肉に限ります。
そこで、豚まんのアンの肉はまさに豚そのもので、決して牛肉ではないのですが関西以外の肉まんの中身はやはり豚なのです。
なので、肉まんという呼び名は豚さんに大変失礼だと感じるのは間違っているでしょうか?
そんな名誉ある?豚まんは何といっても蓬莱の豚まんです。神戸や横浜の中華街では様々な大きさの豚まんが販売されていますが、蓬莱の豚まんが大ヒットしたことでこの大きさの豚まんが豚まんの基準となりました。(スーパーでもこのサイズです)
蓬莱の創業者は台湾出身の羅邦強(ロー・バンチャン)という方で、戦前に日本にやってきて戦後「蓬莱」を創業されたそうです。
さぞかし飲食業の運がある方だと思って、生年月日を調べましたが残念なことに未だに不明で分かりません。
新大阪発東京行きの夜の新幹線に乗ると必ず一人は「551の蓬莱」の紙袋を持ったサラリーマンが大阪土産として持ち帰っていました。
車内に豚まんのいい香りがして、それだけで「誰か蓬莱持ってるな」とわかるからです。(笑)
今では、Amazonでも手軽に手に入ります。
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