八卦秘傳録 先行予約
この度「八卦秘傳録」がアマゾンから発売されることになりました。
（9月30日発売予定）
当書ははじめは、八卦教室のテキストとして作成していましたが、より多くの人に八卦を用いて貰えるように出版するに至りました。
以下は、アマゾンでの八卦秘傳録の照会文です。
八卦は過去を知り、現在を確認し、未来を照らす占術です。当書では八卦・六十四卦本卦と初爻から上爻までの全ての爻（こう・ポイント）での 様々な占いの吉凶を分かりやすくまとめてあります。八卦で占える項目は、願い事や願望、事業・開業･取引の吉凶。試験の合否、選挙の当落、勝負事の結果と吉凶、移転･新築の吉凶、訴訟の吉凶、失物が出るか出ないかと状況、待人は来るか来ないか、家出人の現在の状況と出た原因や探す方位、結婚、恋愛や縁談の相手との相性と結婚の成否、妊娠の有無と出産産後の状況や注意点、病気の種類や状況、交渉事の正否吉凶、移転転業の吉凶、旅行の安否、占いたい日の天候、物価株価の推移、売買の吉凶などなど、六十四卦各爻それぞれにこれだけのことが瞬時にして占えるようにまとめてあります。そもそも、この書籍は最初はお弟子さんたちに配布するつもりで書いたのですが、Amazonで販売ができることをあるお弟子さんから教えてもらったので、市販本として出版するに至りました。元はと言えば占いの修学用の本ですからあまり面白くはないかとは思いますが、その内容はプロ占い師を育てるためですから時として厳しい文言も多く含まれ強く戒めを説く内容も多く含まれていますので、一般人、素人の方の受けを狙っての本ではないので、その点はご理解お願いいたします。そもそもですが八卦は人生哲学です。八卦には六十四卦あり、二番目の坤爲地 初爻の「文言」に、この様な記述があります。「積善之家必有餘慶。積不善之家必有餘殃。臣弑其君、子弑其父、非一朝一夕之故。其所由來者漸矣。由辯之不早辯也。易日、履霜堅冰至。蓋言順也。」
読みは、積善の家には必ず余慶（よけい＝有り余る慶事、慶び事）あり。積不善の家には必ず余殃（よおう＝先祖の悪行が子孫に及ぶ災い）あり。臣（しん）にしてその君（きみ）を弑（しい＝目下の者が目上の者を殺害する罪）し、子にしてその父を弑するは、一朝一夕の故にあらず。その由（よ）って来るところのもの漸（ぜん）なり。これを弁じて早く弁ぜざるに由るなり。易に曰く、霜を履んで堅氷至ると。蓋（けだ）順なるを言えるなり。
この意味は、代々良い行いをして、人に迷惑をかけないでいる家庭では、その善き行いが子々孫々に必ず現れ、有り余る幸運・幸福として齎されるが、代々悪行を重ね、身勝手に人に迷惑をかけている家系・血筋では悪い因縁が子々孫々にまで必ず及んで苦しめることになります。人の人生はその人の持って生まれた運勢とは別に、祖先からの善行・悪行・因果因縁全てを受け継いで生まれ落ちてきています。自分の運勢が悪いのも、幸福な運勢なのも大半は祖先先祖の行いにあるのです。例えば、目下の物が目上の者を裏切りまたは殺害に及ぶ行為も全て祖先の積もり積もった因縁の為せる結果で、その子々孫々が苦難に苦しむ運命になる。そうならない為にも、現世で生きる者はできるだけ善行を重ねる事。易に「霜を履んで堅氷至る」とあるのも物事は何事も積もり積もって大きくなると。
当書は、占いだけではなく、人生のバイブルとしてご活用ください。 北基
