今日は不成就日と言って一切の事が成立せず、事を起こすには良くない日とされていて、特に、結婚、開店、子供の命名、引っ越し・移転、契約、諸芸事始め、願い事などは凶とされます。
不成就日は選日(せんじつ)という日の一部ですが、その中でも善き日とされてる天赦日とか一粒万倍日の日であっても、不成就日と重なってるとその効力さえも消えると言われています。
例えば、引っ越しであっても年月ともに吉方位となる日を選んでも、引っ越す日が不成就日ならばその引っ越しは結果的に不幸を招く引っ越しとなってしまいます。
何年か前に、ご自分ででも九星気学を勉強されてるある方が、吉方位である三碧木星に向かって引っ越しされましたが、引っ越し先の隣人の音響騒音に悩まされ続けて、僅か三か月ほどで逃げるように引っ越しされたそうです。
(世田谷区の芦花公園駅近くのマンションだったそうです)
よくよく聞いてみると、引っ越した火がこの不成就日になってました。
依頼さまは「吉方位を用いてるのにどうしてこんな羽目に・・・」という悩みで鑑定依頼をされてきたので、念のために方位を調べても確かに年月ともに吉方位であったし、方位的には問題は無かったのですが、ふと気になって引っ越した日をお聞きしたらその日が問題だったようです。
そのマンションの母屋は、ちゃんとしたコンクリートの建物だったそうですが、駐車場の上に別に二部屋増築した部屋の一部屋で、すぐ横には京王線が通っていて、電車が通過するたびに部屋中が振動する上に、鉄骨構造だったので問題の隣人との壁がコンクリートではなくベニヤ板程度の極めて薄い壁だった上に、隣人のギターの音やステレオの大音響が朝から夜の21時まで延々と続く有様だったそうです。
しかも管理会社に状況を知ってもらおうと電話しても「コロナなので行けない」の一点張りで管理会社の体も無しえてない状況だったそうで、踏んだり蹴ったり状態。
三碧木星と四緑木星は木気ですが、四緑木星は木の幹にあたり、三碧木星は木の枝葉にあたりますから、少しの風でザワザワして音がするのが三碧木星の現象となります。
吉方位を使ってると、騒音問題などは起こるはずが無いのですが不成就日という厄介な日に引っ越しただけで、折角の吉方位も凶方位の作用となってしまう事も、依頼者様のおかげで私も勉強になりました。
これ等の判断も「九星気学秘傳禄42項三碧木星の吉凶」に記してあります。
是非ご参照くださいませ。
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